【個別感想】ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子
こちらはニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子【帝都幻惑奇譚】の個別感想です。感想順に攻略しました。
※ネタバレ含みますのでご注意ください
鵜飼 昌吾 (cv.木村良平)
昌吾は自殺未遂事件をきっかけにツグミ達フクロウのアパートで共に暮らすこととなるんですが、最初はツグミを始めとするフクロウの人間を見下したような態度の彼。初めは少し...いや、結構イラっとしてしまったためその根性ツグミ様がたたき直しちゃる！と思って昌吾を1番最初に選びました(ごめん昌吾)。でも稀モノによって自殺を図ってしまうくらい繊細で巣箱を直したり優しい人で、徐々に心を許していっているのがとても可愛かったです。やっぱりバンカーからのスタートって強い。てか思ったよりも割と早めにデレる。途中からほんとにやにや止まらなくて、特にビーフシチュー作るところの話がすごく好きです。使用人の雉子谷さんダークホース(笑)私はすきです。手記読んでもっと好きになりました（＾ν＾）
昌吾√は特にツグミンがいい女すぎて惚れました。私だったらあんまり辛く当たられたりしたら早々にほっぽり出したかもしれないです(笑)
鴻上 滉 (cv.岡本信彦)
滉は大分クールというか態度も素っ気なくて、フクロウのみんなとでさえも仕事以外ではほとんど付き合おうとしない。クールキャラ好きの私はゲームやる前から気になってたんですが、終わってからもっと好きになりました。一見冷たい人が見せる優しさにほんと弱いんですよね。はは。
最後にツグミちゃんが一緒に月に行ってくれるかと聞くシーンで「もちろん」て返す滉の言い方が優し過ぎて泣きそうになりましたよ。そしてあんなに無口だったのにツグミンに惚れた後の滉の饒舌さよ(笑)それに結構ロマンチスト、というか少年のような？心を持っている人だなと思いました。
ただ少しストーリー的には駆け足気味かな？と思わなくもなかったです。恋愛部分もそうだけどお兄さんに対しても結構あっさり切っちゃってこっちにも割とあっさり戻ってきて、みたいな印象だったからもう少しその辺見たかったかな〜と。隼人達とはそれなりに付き合いも長いわけだから、仲間達との間でもっと葛藤してがんじがらめになる、とか(笑)
バッドエンドは2人とも生きているし側にもいる。何も変わってもいないけど大きく変わってしまった。滉の気持ちを考えると辛すぎるけど、謝り続ける滉に大丈夫だと言うツグミの姿が悲しすぎてやってる私もなんとも言えない気持ちになりました。
昌吾→滉√に入ったんですけど滉は後の方にやった方が良かったのかな？結構重要な√だったように思います。
でもほんと滉が好きすぎる！今までやってきたゲームの中では個人的に1.2を争う勢いです( ´ ▽ ` )
星川 翡翠 (cv.逢坂良太)
ニルアドは正確な年齢があまりよく把握出来なかった(どこかに載ってるのかも)けど翡翠はツグミンよりも年下の男の子。(調べたら載ってました。すみません)女の子みたいな可愛らしい容姿だけれど本人は非常にそれを気にしていて、彼の出自に原因があるんですが、またそれが結構重たい過去なんですよね...ほんと朱鷺宮さんがフクロウに引き入れてくれてよかったと思います。
あと「え、この子もCERODなの？？」って最初はちょっとなんとなく不安で(笑)始めたんですが思ったよりも違和感なかったかな。翡翠がしっかり者で結構男らしいからかな？ただ、やっぱり恋愛過程がわかりずらかった気がします。萌えたけどね！翡翠は年下っぽくなりすぎず、でも可愛さもありつつ、みたいな絶妙なバランスで年下キャラが苦手という人にも受け入れられやすいような感じがしました。
この√では薔子さんがすごい好きになったんですが、ツグミちゃんのことを気に入って？気にかけて？いたのは緋和さんに似ていたからなのかな？そういえば滉√でも助けてくれたんですよね。あのシーン滉が来てくれるかと淡い期待をしてはいたんですが(笑)
√終わった感想としては、悲しいんだけど幻想的で綺麗なストーリーだったなと思いました。翡翠の石とかカワセミの羽とか綺麗なものが散りばめられているというのもあるのかな？
汀 紫鶴 (cv.鈴村健一)
紫鶴さんはフクロウの一員じゃないけどみんなと同じアパートに住んでいる超売れっ子作家先生。性格は飄々としていて上品な女好き(笑)こういう人割と好きです。そんで恋愛小説家だからか言い回しとか雰囲気とかが全体的に艶っぽい。
それにしても紫鶴√と言う名の笹乞√なんじゃないかと思うくらいに笹乞さん出てくる！(笑)結構サスペンス色が強くて2時間ドラマっぽいなーと思ってました。個人的にミステリーとか好きなのでちょっと不気味な雰囲気とか良かったなと思います。ライラック事件の結末は意外というか若干ショックでした。笹乞さんて性格はだいぶアレだけど(笑)作家としてのプライドとか志みたいなものはちゃんともっている人だと思っていた...
共通だったか他の√だったかで紫鶴さんが「本当に好きな相手には触れることさえ躊躇ってしまう」みたいな事言ってたような気がしたので過去に忘れられない人がいるんだと思ってたんですよね。なので女の人の影があまり、というかほとんど感じられなくて意外でした。強いて言うなら美沙宕さんと花鶏先生くらい？それにしても紫鶴さんてやっぱり駆け引きがうまい。ずるい(笑)騙されないと思うツグミンだけどいつのまにか手中に入ってしまう感がとても萌えました(*´-`)
ライラック事件が解決してやっと2人幸せに、と思いきや最後まで気が抜けなかったです。
紫鶴さんのバッドEDも結構好き、というか最期の「僕は寂しがり屋だから......どうか......君も......早く......」って言うシーンがゾッとして印象に残ってます。
鷺澤 累 (cv.櫻井孝宏)
帝都大の医学部にに通う大学生。初めは制限がかかっていて攻略できないキャラ。累は何者かに襲われているところを偶然ツグミたちフクロウに助けられて出会うんですが、初めから割と友好的。距離を縮めてくるのが上手い、というかなんとなく気になってしまう雰囲気を漂わせているというか。なんか心の奥底をざわっとさせて去っていく、みたいな(笑)仲良くなっていくのが微笑ましいなぁ〜と見せかけていろいろ事情は込み入っていた、という印象でした(笑)
この√の醍醐味(？)と言えば束の間だけど一緒に暮らすこと！(笑)だからかスチルはなんか一番ドキドキしました( ´ ▽ ` )
あとツグミンが累が留守の間眠ってしまって、そこへ帰ってきた累が「寝てる」って言うところの言い方が非常にすきです。
バッドEDは分岐の選択肢を選ぶところから悪い予感がしていたんですが、個人的にはこういう2人で堕ちていく？みたいな展開がめちゃくちゃ心に突き刺さるのでとても印象に残りました。累の側にいると決めたツグミを見た隼人の言葉が本当切ない...なんとなくカラマリFDアドニス編の市香ちゃんと笹塚さんのやりとりを思い出しました。
すったもんだはあったけどハッピーEDは他の√に比べると1番普通の恋人っぽかったかなぁ？学生だからかな？ほのぼのしていて良かったです。
尾崎 隼人 (cv.梶裕貴)
ツグミをフクロウへと引き入れた探索部のリーダー的存在の青年。顔良し、頭良し、運動神経良しで新劇の女優からも声をかけられるほどモテまくっていた(いる？)男。
隼人は本当にヒーローという言葉が似合うような人なんですが、一目惚れって途中まであまり信じてなかった...(誰かさんのせいで 笑)「どうせ何か理由があってツグミンに近づくためなんじゃないの〜？」とか疑心暗鬼でした...ごめん隼人(笑)
ストーリーとしては稀モノが中心というか、全部稀モノ絡みの√なんだけど元々の始まりであるヒタキが見てしまった稀モノに重点が置かれていて、真相に迫っていく√でした。
すっかり忘れていたので最後の最後で隼人が語った真実に普通にびっくりしました。本当欲しいものは自分で手に入れたな、と(笑)でも隼人は本当に明るい方へ引っ張っていってくれそうで心があったかくなりました^ ^
しかしツグミン胸のくだりの話何回思い出すんや(笑)
また、隼人√だけれど隠し√でもあるので、正直私は隼人よりも彼の方に引っ張られまくりでした。周りを巻き込むっていうのが本当に理解し難いんだけど彼はどうしても放っておけない。ツグミに待つと言われて本当に救われたと思います。
全員やってみると、人物関係が割と複雑だったなと思いました。相関図作ったら結構入り組みそう。
でも楽しくプレイできました( ˆ ˆ )/♡
あとこれはあくまで私の勝手な意見ですが紫鶴さんはファンというのもあるからヒタキくんに受け入れられるの一番早そう。次いで隼人、昌吾、累かな。でも滉と翡翠はなんとなく苦労しそう(笑)滉はいずれは打ち解けられると思うけど初めは怖がられそうで、翡翠はツグミよりも年下なのにというライバル意識を持たれそうだなと勝手に妄想してました(笑)お父さんお母さんよりヒタキくんを認めさせる方がずっと大変そう(笑)
サブキャラもみんな良かったです。特に薔子さんには本当に幸せになって欲しい！四木沼喬の愛(と呼んでいいのか？)はだいぶ歪んでるけど...しかし許すまじ百舌山...！彼は昔はまともだったとか実はいい人とかじゃなかった！本当にやばい奴でした。
あと杙梛さんのあのどこかちょっかい出してくる割に冷めた感じが好きです(笑)特に翡翠√の面白がってる感(笑)
それでは
