ごんぶろぐ

ぼちぼち書いてます。乙女ゲーとかいろいろ

月みれば 千々にものこそ 悲しけれ

もう9月もあともうすぐで終わっちゃいますねぇ
この調子であっという間に年末になるんだろうな〜
タイトル全然関係ないですが、秋の句だったのと遙か3やっててよく和歌が出てきて触発されたからです。笑
秋は食べ物も美味しいし涼しくて過ごしやすいけどもうすぐ増税...
8%から10%って見ただけだとあまり変わらないかと思ったけど、まとまった額になるとやっぱり痛いわねぇ...
それに増税にかこつけていろいろ買っちゃうじゃない!"増税前の〜"みたいなCMずるい。いろいろ買っとかなきゃみたいに思ってしまうじゃないの。
でもスイッチライト色がかわいくて欲しいけどちょっと様子見。またしばらくしたら改良型が出るかもしんないかもしんないし。


えーと、今回は雑記というか、最近読んだ漫画の話を少々。




※BL(ボーイズラブ)作品なので、苦手な方はブラウザバックをお勧めします。








前はBLって全く苦手だったんですが最近は割と大丈夫になってきた、というか読めなかったり、自分的に受け付けなかったものもあるんですが、年に数回無性に読みたくなる週間みたいなのがやってくるようになってしまいました(笑)
今回読んで個人的に印象に残った漫画だったので書いとこうと思います。


読んだのはコチラ↓

小野塚カホリ先生のLOGOS。
発売から20年経ってるとは全然思えないほど粋というかお洒落というか。うまく言えない。

短編が5話入っていて、どれも心にずんとくる話ですが、私はやっぱり表題作の『LOGOS』が良かったです。
1970年代が舞台となっていて、中学生の橘とその幼馴染の縹の話。
夏休みのある日、橘が海へ行こうと縹を旅行に誘う。縹が橘の家に行くとそこには頭から血を流して倒れている橘の父親。旅行の準備をしながら自分がやったのだと淡々と話す橘。最初はパニックになって警察に連絡しようという縹だけれど泣きながら海を目指して出発します。


初っ端からかなり衝撃的で重たいし、側から見たら常軌を逸してるであろう行動。だけど夢であって欲しい現実と初めて2人で旅をするという高揚感とが絶妙に表現されてるというか。胸の痛くなる話なんだけど描かれている雰囲気や少年達が美しくて、先の見えない旅だけども何かキラキラときらめいている話だなと個人的に思いました。
縹の視点で過去を振り返るように語られていて、結局なぜ橘が父親を殺めてしまったのかはっきりとわからないんだけど、"LOGOS"って言葉とか理性って意味でいいのかな。だから「ことさらもう何をつっこむ必要もない」「そんな関係だった」っていう縹の言葉が答えなのかな、と勝手に解釈してます。
言葉で説明しなくても、伝えることができなくても、橘は縹にはただ一緒にいて付いていて欲しくて、動揺していた縹もはいつか話してくれるだろうと旅の間は橘を無理矢理に問い詰めたりすることもなく一緒に海を目指し続ける姿に、なんかもう友情とか愛とか恋とかそういうものでは表せられない気がします。

うーん、ひさびさに心を打たれたというか、抉られた作品でした。読み終わってもなかなか物語から抜けられなかったです。
これから小野塚作品にはまりそうです。



それでは



こんな拙いブログにポチッと(これの呼び方ってなんて言えばいいのかな)してくれた方ありがとうございます。


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